壺月遠州流茶道宗家

宗家四世中村如栴

​ご挨拶

 

 あの 悲惨な震災から八年が経ちました。


それでも人は、与えられた命の限りを尽くして一生懸命に生きていかなければなりません。


もしあなたが今なんとなく気だるかったり、
やる気が起こらなかったり、
何事に対しても気力が持てないとしたら、
それはきっと「春の訪れ」のせいではないかもしれません。
そんなお話です。


  

 あなたは、子供の頃どんな時間を過ごしましたか?


私は不器用で、無気力な子供でした。

躾の厳しい家庭だったので、家にいるより学校にいるほうがほっと出来ました。

でも、

勉強が好きだとか、

友達と悪戯に明け暮れるとかでもなく、

取り立てて楽しかったわけでもなかった気がします。


両親の方針に従って大学進学を決めてからも、

大学に行くことに何の目標も目的も感じられず、

受験勉強のために気持ちを奮い起こすのは本当に至難の業でした。


  

 そして、

 

私は20歳を目前にして、    

二浪時代の辛い受験勉強の最中、

突然原因不明の病に罹り倒れてしまった事がありました。


今考えれば、

強度のストレスで相当心身が弱っていたからだと思いますが、

脳に病原菌が入り髄膜炎の他に何やら難しい名前を合わせたような長い病名がつけられ、

しばらく生死を彷徨いました。


ようやく健康な体を取り戻し、

普通に生活できるようになった大学時代にふと


  「自分は何かの力に生かされている」

 


 という考えが浮かびました。

 


  「何かのために生きなければならない」

   

 と・・・

 


その時の思いが、今の私の全ての原動力になっていると思います。


 その頃、

始めて先代宗家である父から茶道の稽古を受ける機会がありました。

 

きっと父が声をかけてくれたのだとは思いますが、

はっきりとしたきっかけもいつだったのかも何も覚えていません。

 

でも、

 

それは私にとって本当に衝撃でした。

   

独特の「間」や「呼吸法」、「武士」さながらにキレのある美しい身体の捌き方、

一つ一つの所作の美しさを重んじます。

 

 

ただそこにあなたが凛として

 

  

   「在る」

 

 

ことだけです。


 

邪心に汚されることのない穏やかでしなやかな美しい所作の人は、老若男女問わず

 

   「品格」

 

を醸し出します。

 

そしてその「品格」はあなたの周りの人々に、

 

    安心感や信頼

 

をもたらします。

 壺月遠州流はこれまで少数の「同じ志をもつ人々」に伝えられてきました。

 

代々の宗家はみな、

社会事業家や寺の住職やサイパンで学校を作り子女教育に粉骨したような一廉の教育者でした。

 

私自身は教育者や住職ではありませんが、

 

敷居が高いと思われがちな茶道の敷居を低くして、

心を整えて癒し、

そして稽古を通じ自らを律する事をお伝えして、

幸せで豊かな人生に繋がってゆけるよう願いながら活動をして参りたいと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

合掌

壷月遠州流禪茶道宗家 中村 如栴
 

宗家略歴

中村 如栴(なかむら にょせん)
東洋初のノーベル文学賞受賞者であるインドの詩聖タゴールも学んだことがある壷月遠州流、宗家三世中村如光の長男として1973年に横浜市で生まれる。
2003年に「如栴」の道号を就名。
2005年先代遷化、宗家四世を継承する。
横浜を拠点にして、教授、広報活動と共に定期的にお茶会を開催。
もののふの所作を髣髴とさせる古式ゆかしき茶道を現代に伝えている。
現在、横浜、東京、千葉県などで教授活動を展開中。
特定非営利活動法人 壺月遠州流禪茶道宗家 宗家四世兼理事長
東洋大学文学Ⅱ部印度哲学科卒業
特定非営利活動法人 壺月遠州流禅茶道宗家.
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